苦しい走り なんとか (その1)

70代 ジョギング愛好家ジイ

目標にしていた令和6年2月のハーフマラソン、いつのまにか、その当日がやってきていた。

この日は体調は特に悪いところもなく、なんとなくいけそうだ。しかし、気がかりはここ数日の練習で4㌔前後に必ず息苦しさがやってくること。昨年晩秋、軽いたばこ肺と医師に指摘されたことでの心理的圧迫か。それとも悪い癖か。あるいは呼吸器が弱っているのか。

ところで、この日の天気は快晴で気温は2月にしては朝から15度はいっている。遠くでスタート合図の音がする。ノロノロと動き始める。とにかく最初からスピードアップは禁物、㌔7分から8分で。どんどん抜かれていく。でも焦らず。

 しかし、この日も4㌔付近で、体が重くやはり息ぐるしさがやってきた。給水で一服したいが、それらしき場はまだのようだ。そこに、ちょうどトイレがあった。何人か待っている。ここはとりあえずトイレに行き息を整えよう。しかしトイレ待つ間にもドンドン後続ランナーが追い越していく。トイレの順番が回ってきた。しかしトイレを済ませて外に出ると、もはや後続ランナーはパラパラ。どうも今回も前回(昨年暮れハーフ)同様ビリから数えたほうが早い順番になりつつあるようだ。しかし、トイレ時間で少し息が整った。残り17㌔頑張ろうと再び走り始める。㌔8分程度。息は少し楽になったが体が重い。一度走りを休むと体が重くなるのだ。

前と後ろを走るのは50~60代の男女、そして20代の女性二人。ずーっと後方にまだ何人かいる。スッスッハ―スッスッハ―。6㌔ぐらい走ると反対車線を白バイが走っていく。そのスグ後をランニング姿の若い男性が猛スピード走っていく。道路際に立つスタッフに「あれは1位の人?」と聞くと「ハイ」と言う。反対車線は16㌔付近なので、スタートから50分ぐらいで10㌔近く差が出ていることになる。こちらは、最後まで走り切れるのか 再び息苦しさが増す中で漠然と不安がます。(その2に続く)